荒波に耐える財務体質の強化(1)

 今回からのテーマは「荒波にも耐える財務体質の強化」です。

いよいよ2020東京オリンピック・パラリンピック開催も間近となり、

何としてでもこのコロナ禍の中でも開催に漕ぎつけようと必死な日本政府です。

他方、コロナ新規感染者数はぶり返しの様相を見せ、新型コロナウイルスは変容に変容を

重ねていますので、今後の経営環境や生活環境は見通せない状況です。

 そのような中で経営者としては、何としてでも、そのような不透明な中でも耐えうる財務

体質の強化と財務体質の改善に取り組む、経営の舵取りをしなくてはなりません。

そこで今回からはそのようなテーマを取り上げたいと思います。

 

1 財務体質ってなんだろう

 「財務体質の強化」ってよくいいますが、ところで財務体質とは何でしょうか?

財務体質とは、企業の財務、つまりB/S(貸借対照表)の状況のことをいいます。

その強化という意味では、一般的には負債(他人資本)が少なく、自己資本(純資産)が

多いことです。

そのことをもっと実務的に、もっと中小企業的に、具体的に、考えたいと思います。

 

負債・純資産は「資金の調達状況」であり、

資産は「その資金の運用状態」です!

 

 

2 強くて健全な財務体質とは

 強くて健全な財務体質とは、負債が少なく、自己資本が多い財務状況ですが、

そのためには、内部留保によって自己資金を積み増し、資金繰りの状況を改善し、

資金運用のための資金調達は自己資金でできるように、ならなければなりません。

 そのことをわかりやすく言えば、

①自己資金を積み増す           → 繰越利益剰余金を増やすことです

②資金繰りの状況を改善する        → 手元資金(現預金)を豊富することです

③資金運用のため資金調達は自己資金で行う → 借入に頼らず自己資本で資金運用を行う

                       ことです

 つまり、健全な財務体質とは、黒字経営を継続して、手元資金を増やすことなのです。

 

健全な財務体質とは、黒字経営を継続し、手元資金を増やすことです!

 

この健全な財務体質の獲得が、荒波にも耐える財務体質の強化となります。

 

 

問題は、このような財務体質の獲得をどのようにして獲得するのかということです。

そのことについて次回から考えたいと思います。

 

今回は「B/Sの構造」と「健全な財務体質とは黒字経営の継続と手元資金の増加である」ということを理解しましょう。

 

つづく・・

 


掲載日:2021年7月14日 |カテゴリー:会計識字率, 経営技術

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