自社の環境分析方法 環境分析体系

環境分析は、数値目標を達成するための戦略・戦術を考えるうえで、

非常に大切なステップです!

 

これまで、自社の環境分析をする方法をいくつか紹介してきましたので、今回はそれらを

まとめてみます。ぜひとも、皆さまも整理され、実務に活用しましょう!

  【環境分析の体系図】

これまでの環境分析を体系化すると、上記の図のようになります。

 

環境分析はまず「内部環境」と「外部環境」に分けられる!

 

内部環境とは、自社内の状況分析です。

自社内の資源は「ヒト・モノ・カネ・情報」という言い方をされますが、

HAFL分析はそれに基づいて行います。

ヒトは人材、モノは資産、カネは資金、情報はリテラシーということです。

また、自社の製品等は、ポートフォリオまたはライフサイクル分析で行います。

自社の製品等の状況をポジショニングし、マンパワーとおカネの投下を決定します。

 

外部環境とは、社外の状況分析です。

まずは、マクロ的にPEST分析で、P:政治・制度面、E:経済面、S:社会文化面、

T:技術面などから多角的に漏れがないように見ます。

さらに、自社の業界は5フォース分析を活用し、業界内部、新規参入状況、代替状況、

顧客の特性、仕入先の状況などから、やはり漏れがないように見ます。

このような分析をすると、いろいろな問題や課題、チャンスなどが導けます。

 

それをSWOT分析で、自社の強み(S)、自社の弱み(W)、自社にとっての好機(O)、自社にとっての脅威(T)、にまとめ直します。

ポイントは、あまり、あれこれ盛り込み過ぎないことです。

もし課題等が多くあるのであれば、それらを時間軸で並べ直し、今期すべき課題と、

次期以降でよい課題に振り分けて、絞り込みます。

 

そして、戦い方、つまり戦略を考えます。

SWOTでの基本的な戦略の考え方は、次の4パターンです。

パターン1.OS戦略 ⇒自社にとっての「好機」を、自社の「強み」で活かす考え方

パターン2.OW戦略 ⇒自社にとっての「好機」で、自社の「弱み」を解消する考え方

パターン3.TS戦略 ⇒自社にとっての「脅威」を、自社の「強み」で最小化する考え方

パターン4.TS戦略 ⇒自社にとっての「脅威」と自社の「弱み」による悪影響を

           回避する考え方

もちろん、一番重要な戦略は「OS戦略」であり、またこの4つのパターンの戦略を

必ずしも考えなくて良いことは言うまでもありません。

 

最大のポイントはこれらの分析を分析のままで済ませないことだ!

 

冒頭に申しあげたように、これら分析の目的は「戦略・戦術を考え、最終的に経営計画を

達成する」ことにあります。

いま、コロナ感染で厳しい経営環境が続いていますが、このような環境分析に取り組んで

みられると打開策が思い浮かぶかもわかりませんよ。

 

《MEMO》

1. HAFL分析とは

 ハフル分析とは、企業の資産は「ヒト・モノ・カネ・情報」といわれるように、

 自社内部を、ヒューマンリソース、アセット、ファンド、リテラシーから分析

 してみようという考えです。

 詳しくは、過去のコラム「自社の環境分析手法 HAFL分析」を参照してください。

2.ポートフォリオ分析とは

 ポートフォリオ分析とは、自社の製品等をその市場の成長率と市場シェアから、

「金のなる木」なのか、「花形」なのか、「問題児」なのか、「負け犬」なのかを見分け、

 資源投資(ヒト・モノ・カネ)の判断をする方法です。

 詳しくは、過去のコラム「自社の環境分析手法 自社の商品分析」を参照してください。

3.ライフサイクル分析とは

 ライフサイクル分析とは、自社の製品・商品・サービスを売上高の推移をみて、

「導入期」なのか、「成長期」なのか、あるいは「成熟期」なのか、「衰退期」なのかを

 見分け、資源投資(ヒト・モノ・カネ)の判断をする方法です。

 詳しくは、過去のコラム「自社の環境分析手法 自社の商品分析」を参照してください。

4.ペスト分析とは

 ペスト分析とは、自社の外部環境を、P:ポリティカル、E:エコノミー、

 S:ソサイエティ、T:テクノロジーの4つの分野から捉える手法です。

 詳しくは、過去のコラム「自社の環境分析手法 PEST分析」を参照してください。

5.5フォース分析とは

 5フォース分析とは、自社の競合状況を分析する方法です。

 それぞれの業界には「5つの力が働いている」と考え、それが、同業者、新規参入者、

 仕入れ業者(売り手)、代替品取扱業者、購入者(買い手)の5つの力です。

 それぞれの状況を判断し、戦略を練る材料にします。

 詳しくは、過去のコラム「自社の環境分析手法 5フォース分析」を参照してください。

6.SWOT分析とは

 スウォット分析とは、内部環境は「強み(S)」と「弱み(W)」に、

 外部環境は「機会(O)」と「脅威(T)」に分けて分析し、どういう戦略をとるべきか

 を考える手法です。

 詳しくは、過去のコラム「自社の環境分析手法 SWOT分析」を参照してください。

 

さて、どう思われましたか?

「うちなんてそんなこと・・」と思われた方、「おもしろそう・・」と思われた方、

いろいろかと思います。

差別化や区別化の秘訣は「よそではやっていないことをうちでやる」ということです。

ということは「そんなこと誰もやっていない・・」と思わることをやることが

大切なのかもわかりません。

このような発想を持って経営することが、他社との差別化につながり、自社の発展に

つながってきます。

これからは「ただ商売をやる」という気持ちだけでは、商売は続けられません。

チョット今までにない考えを持って、事業に取り組む姿勢が大事だと思いますが、

いかが考えられますか?

 

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戦略を考えるにあたって重要なことは、『思い込み』なるものを打ち破ることです。

私たちは思いのほか、思い込みに囚われて、生活や仕事をしています。

その結果が「いま」であることを忘れてはいけないと思います。

違う結果を得たいと思うのであれば、『思い込み』を打ち破るしかありません。

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掲載日:2020年8月5日 |カテゴリー:マーケティング

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