会計の視点 負債の意味

 

第6回の会計の視点は「負債の意味」です。

負債というと、言葉のイメージからあまりよくないもののように思われています。

確かに負債を抱えずに企業経営ができれば安心ですが、一方、負債によってチャンスを

逃さずに事業展開できるメリットもあります。 要は使いようです。

今回はそんな負債についての意味を考えてみましょう。

 

1 負債とは

 負債とは自社自体で調達していないおカネの総称です。だから、他人資本といわれます。

 逆に自社自体で調達しているおカネは純資産と呼び、「自己資本」といわます。

 負債の使いようの問題とは返済しなければならない期間で大まかに使い方が決まっている

 ということです。 それは家計でも同じです。

 ちょっとした買い物ならカードローンで購入してもよいのでしょうが、

 たとえば極端な話、車や住宅はカードローンでは買いません。

 そんなことは常識と言われるかもわかりませんが、ビジネスの現場では実はそんなことが

 頻繁に起こっています

 

2 短期返済負債と長期返済負債

 先ほど家計の例で話しましたたように、

 事業においては買うものによって財源がチェックできるように、

 会計は工夫されています。

 それが短期返済負債と長期返済負債なのです。

 短期返済負債のことを「流動負債」といいます

 長期返済負債のことを「固定負債」といいます

 流動負債はちょっとした買い物用、固定負債は大きな買い物用の財源というわけです。

 会計は大変工夫されていて、ちょっとした買い物と大きな買い物も分けられています。

 ちょっとした買い物とは「流動資産」のことであり、大きな買い物とは「固定資産」

 ことです。

 このことを知っていれば、自社のおカネの使い方などが見えてきます。

 

3 自社のおカネの使い方の見方

 ちょっとしたものは、ちょっとした負債で運用していますか?

  流動資産÷流動負債  ⇒流動資産は常に2倍はあるように経営しましょう

 もうちょっときびしく判断をしたい!

  当座資産÷流動負債  ⇒当座資産は常に流動負債程度はあるように経営しましょう

 大きな買い物である設備購入は長期間で返済できる負債で運用していますか?

  固定資産÷(固定負債+自己資本) ⇒設備投資である固定資産は固定負債と

                    自己資本の半分程度で投資しよう

 大きな買い物はできるだけ自己資金で購入したい!

  固定資産÷自己資本 ⇒なかなか自己資本だけで設備投資することは難しいですが、

            それでも半分ぐらいは自己資本で賄っているよう経営しましょう

 ※それぞれの見方に名称がついていますが、そんなことは覚える必要はありません。

  大事なことは、それよりも見方を考えることです!

 

このようなことを意識して経営していれば、経営はすごく安定して来ます。

会計は本来このようなことを経営者に伝えることが目的なんですよ!

会計って、わかってくると面白いものでしょ?!

 

 


掲載日:2019年10月23日 |カテゴリー:会計識字率

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