図解 事業戦略策定の方法 6

 今回はマーケティング戦略『4P』です。

4Pとは、プロダクト・プライス・プレイス・プロモーション、4つの頭文字です。

この4Pはマーケティング思考の定番です。

この考え方は、米国マーケティング学者エドモンド・ジェローム・マッカーシー(Edmund Jerome McCarthy)により、1960年に生み出されました。

 4Pは、企業視点である次の4つのマーケティング要素で構成されています。

 

1 Product(製品)

 プロダクトとは、自社の製品やサービス、品質や機能、デザイン、ブランド、アフターサービスなどのことです。大事なことは、企業の視点だけで考えるのではなく、顧客の視点からも見てみるということです。

 それらに顧客からみた価値はあるのか、あるいは何なのかということです。その観点から見直してみることは重要です。

 

2 Price(価格)

 プライスとは、価格そのものであったり、割引制度であったり、支払方法などです。

顧客から見ればコストとなりますので、なるべく魅力があり、購入しやすい決済方法などが重要です。なお、価格設定には次のような考え方があります。

べネトレーション・プライシング(Penetration Pricing)

 市場シェアを獲得するために、価格設定を原価以下または原価とほぼ同等に抑えることで他社の追随を断念させる価格政策のことであり、経験曲線効果と規模の効果を仮説としています。

 つまり、他社では採算が取れないけれど、自社では効率的にできる熟練度があるので、量さえあれば、採算が取れるという価格設定です。

スキミング・プライシング(Skimming Pricing)

 新製品を販売開始するときの価格戦略です。早い資金回収を目的に、製品ライフサイクルの初期段階では価格を高く設定するもので、上澄吸収価格設定ともいいます。

 他社が簡単に市場に参入できない場合や、高価格を設定しても需要がある場合などに適用します。

 

3 Place(流通)

 プレイスとは、流通経路や流通範囲、店舗立地、販売形態などです。顧客側から見れば、利便性とも言えます。

 欲しいときにすぐ購入できるか、近くにあるか、あるいは直販か特約店、代理店販売かなどです。

 

4 Promotion(プロモーション)

 プロモーションとは、販売促進方法であったり、広告宣伝や広報、そしてウェブサイトやメールマガジンなどです。つまり、顧客とのコミュニケーション方法です。

 最近では効率化のため、電話対応をしない大手も多くありますが、その逆が中小小規模の真骨頂だとも言えます。

 

 この4つの要素からマーケティング分析を行い、顧客や市場に自社の製品を効率的に届けるための戦略を導き出していきます。

 

 

 このようにこの4つの要素からマーケティング分析(販売の工夫)を行い、お客様や

 マーケットに自社の製品を効果的に届けるための戦略を考えれば、いままでと大きく

 違う事業にできそうだと思いませんか。

 ともかく現状を変えたいのであれば、今までと違うことをしなければ変えられません。

 4Pはそんなときに役立つ戦略の考え方です

 しかしこうして考えてみると、事業って楽しいものですね。


掲載日:2018年11月28日 |カテゴリー:マーケティング

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