前回は戦略ドメインの事例としてディズニーを紹介しましたが、今回はその戦略的な
ドメイン(事業領域)の具体的な考え方です。
戦略的なドメイン設定がビジネスの成否を大きく左右します。
1 戦略ドメインが「勝てるビジネス」の場を決める!
同じビスネスをしていても成功する企業とうまくいかない企業があることを私たちは
知っています。世の中には数多くの業種がありますが、どの業種をとっても、すべての
企業が撤退している業種は一つもないことからも、そのことは明らかです。
その要因は多くあるのでしょうが、その大きな一つが「戦略ドメインの設定」です。
その設定方法は「なにを(What) だれに(Whom) どのように(How)」の3つに
まとめられます。
(1)なにを What?
「なに」とは、自社が提供する製品・商品・サービスです。
(2)だれに Whom?
「だれに」とは、ターゲットです。つまり、だれを顧客として選定するのかです。
(3)どのように How?
「どのように」とは、流通経路であったり、ディスプレイを含む雰囲気であったり
あるいはコンセプトです。
この3つの軸を基本にして事業を考えると、業種は同じでも業態は百花繚乱となり、強い
個性を市場にアピールできるようになります。
このWhat・Whom・Howの3つの軸を中心に事業を考えていくと、業種は同じでも
業態は百花繚乱となり、強い個性がアピールできる企業ととなります。
世の中の力強い企業を見てみるとそのことに気づかされます。
ただ漫然と事業をしているようではこの成熟している経営環境の中では成長していくことはできません。これらがいわゆる「企業努力」といわれるものなのかも知れません。
掲載日:2018年11月14日 |カテゴリー:マーケティング
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