負債のチェック 借入金

[お知らせ]
T&Tマネジメントとむさし税理士法人は、会計を税務面ばかりでなく
もっと経営に活かせる指導をしてほしい・・、 そんなご要望に応えるために
会計・税務に加えて経営助言をする努力をしています。
お問い合わせは0120-634-154(ムサシヘイコウヨ)又は『お問い合わせ等メール』まで!
 

1 借入金とは

「借入金」とは、ご存じのとおり、金融機関からの借り入れです。
借入金は企業にとって資金調達の最もポピュラーなものであり他人資本の主たるものです

(1)借入金は2カ所に表示されている
では、まず手元の試算表あるいは決算書を見てください。
借入金はどこに表示されていますか?
負債を見ていくと、流動負債の中に「短期借入金」と固定負債の中に「長期借入金」という項目の2カ所があることに気づかれるかと思います。

これは返済期間が短い借入金と長い借入金に分類しているわけですが、意味もなく分類しているわけではありません。
会社の財政状況を判断するうえで重要なので分類されているのであり、従って、正確に分類されていなければなりません。

(2)借入金の分類のしかた
「短期借入金」はその会計期間内で返済しなければならない借入金が分類されています。
「長期借入金」はその会計期間を超えて何年かに渡り返済する借入金が分類されています。
では「長期借入金」の中でも、当期中に返済する部分はどうするのでしょうか。

その場合は会計事務所が正しい表示をしているならば、流動負債の中に「1年以内返済長期借入金」という項目があり、その中に分類されています。
少し杜撰な会計事務所であれば「短期借入金」の中に分類されています。
まったく杜撰な会計事務所であれば「長期借入金」の中のままです。

この借入金の処理によって、依頼されている会計事務所のレベルがわかります。
これは借入金勘定科目の活用のしかたの一つとして覚えておかれると良いかと思います。

■例示
設備資金として金融機関から3000万円を借りたとします。返済額は毎月50万円、年間600万円です。すると次のようになります。

☆しっかりした会計事務所の場合
流動負債 1年以内返済長期借入金  600万円
固定負債 長期借入金       2400万円

○少し杜撰な会計事務所の場合
流動負債 短期借入金        600万円
固定負債 長期借入金       2400万円

●杜撰な会計事務所の場合
固定負債 長期借入金       3000万円

さて、皆さまの会計事務所はどのタイプですか?

(3)借入金返済の会計処理
では、毎月の返済の会計処理はどうすればよいのでしょうか?
これは考え方ですか、毎月返済しても次月の返済額が1年以内に繰り上がってきますので、
【パターンA】   長期借入金       / 現金または預金 50万円
とされている場合が多いかもわかりません。理屈しては正しいと思います。

しかし、当社では
【パターンB】   1年以内返済長期借入金 / 現金または預金 50万円
とされることをお勧めしています。
経営者感覚では「今期あと借入返済をしなければならないのか」と知りたい場面が多々あるかと思いますが、
パターンAでは調べ直さないとわかりません。
パターンBであれば短期借入金と1年以内返済長期借入金を見れば一目瞭然にわかります。
ただし、決算の時に
          長期借入金      / 1年以内返済長期借入金 600万円
と来期の1年以内返済長期借入金額を振リ替える必要があります。
パターンAであれば決算の時には振替処理は要りませんが、
どちらかというと、パターンAは常に決算・申告を意識した財務会計的あり、パターンBは経営のための管理会計的と言えます。

では、これら自社の「借入金」の状況をどう判断すれば良いのでしょうか?

 

今回はちょっと長くなりましたので、ここからは次回にご説明させていただきます。 お楽しみに・・。

 

 

会計をきちんと行うことは重要なことですが、さらに重要なことは「経営に活かす」ということです。
そうすることによって経理事務を経営管理業務にまで昇華させることができます。
この先行き不透明で変化が早い現在の時代は「そのようなモノサシでマネジメントしなければならない時代である」ということを
経営者の皆さんが認識されることです。現在は事業にしっかりマネジメントすることが求められている時代です。
財務諸表で自社の経営状況を管理されると、驚くほどしっかりした事業となります。
ぜひ一度トライしてみてください。


掲載日:2016年5月3日 |カテゴリー:会計処理, 会計識字率

本店:〒355-0062 東松山市西本宿1968-1
坂戸:〒350-0233 坂戸市南町35-20
0120-634-154
営業時間 8:30~17:30 定休日 土・日・祭日