資産のチェック 固定資産

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1 固定資産とは

「固定資産」には建物や設備・車両・土地など多くのものがありますが、基本的には事業のために投資し、それをもとに生産性を高めようとするものといえます。
したがって、自社の固定資産の判断は、その活用度とその調達資金の両面から判断する必要があります。

 

2 固定資産の活用度を判断するモノサシ 『売上高』

固定資産の活用を判断するモノサシは「売上高」です。
投資した設備等でより多くの売上高をあげられたほうが良いことは言うまでもありません。
固定資産の活用度は『年間売上高÷固定資産』で測ることができます。
では、どのくらいであれば適正なのでしょうか。
業種によって違いはありますが、一般的には固定資産の4倍ぐらいの年間売上高はあげたいところです。

仮に自社で1000万円の固定資産を所有しているのであれば、4000万円程度の年間売上高ということになります。
このような考え方のことを専門的には「固定資産回転率」と呼んでいます。
回転期間で考えるのであれば、約90日ということになります。

もしこれよりも低ければ、固定資産を整理して処分を考えるか、売上高を伸ばすことを考える必要があります。

 

3 固定資産に対する調達資金を判断するモノサシ1 『自己資本』

固定資産を購入するにはお金が必要です。
その調達資金を判断するには、自己資本でどの程度、賄えているのかが基本です。

自己資本とは『資本金』と『繰越利益剰余金』です。つまり、『純資産』です。
固定資産をこの純資産と比べることによって、固定資産の購入資金の自己資金割合がわかります。

このような考え方のことを専門的には『固定比率』と呼んでいます。
もし、同額であれば固定比率は100%となり、固定資産のほうが多ければ100%超となり、自己資本のほうが多ければ100%未満となります。
基本は「固定資産は自己資本内で購入する」ということを覚えておかれると良いと思います。

 

4 固定資産に対する調達資金を判断するモノサシ2 『固定負債+自己資本』

しかし現実的には、自己資金だけで固定資産を購入することはなかなか難しいことです。
そのような場合は金融機関に長期返済の借り入れを申し込み、固定資産を購入することになります。

長期返済の借り入れとは、固定性の負債です。つまり、『固定負債』です。
したがって、次のチェック方法は固定資産を固定負債+純資産と比べることです。

この場合は必ず100%未満であることが適正の絶対条件です。
これが100%を超えているとなると、固定資産購入するために一部、短期の借り入れによって購入しているということになります。
家計でいえば、マイカーを購入するために頭金が足りず、一部カードローンから頭金を借りているようなことになりますので、かなり無理をして固定資産を購入している状況といえます。そのような場合には、早急に財政改善に着手しなければなりません。

このような考え方のことを専門的には「長期固定適合率」と呼んでいます。

 

このように財務諸表から固定資産を読みこなすと、自社の設備投資の適正度や資金面の問題点あるいは課題などがわかります。 

 

 

重要なことはモノサシはどれであってもよいわけですが、この先行き不透明で変化が早い、いまの時代は「そのようなモノサシでマネジメントしなければならない時代である」ということを経営者の皆さんが認識されることです。
現在は事業にしっかりマネジメントすることが求められている時代です。
財務諸表で自社の経営状況を管理されると、驚くほどしっかりした事業となります。
ぜひ、毎月の財務諸表を活用し、景気に負けない経営をしましょう。


掲載日:2016年4月20日 |カテゴリー:会計識字率, 経営技術

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