正統会計学 複式簿記

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『正統会計学』第4回目は複式簿記の仕組みを説明します。

 

Ⅳ 複式簿記

1 複式簿記とは

複式簿記は財務諸表を作成するための技術に過ぎません。
したがって、
簿記ができることと、財務諸表が読めることとは別問題であることをまず理解してください。

複式簿記とは一つの取引を、資産・負債・収益・費用の増減を識別する作業です。
ここで『貸借対象表等式』を思い返しましょう。貸借対照表等式は次の通りでした。

 資産-負債=純資産
純資産とは、資産と負債の差額です。
したがって、必ず「資産=負債+純資産」という式が成り立ちます。
この意味は資産の額と負債・純資産の合計額が一致するのではありません。
純資産が資産と負債の差額だから一致するのです。
したがって、資本の仕訳は日常的には起こりません。

さらに展開すると次のようになりました。

 ・純資産を分解すると・・          =負債+(資本+利益)
 ・さらに利益を分解すると・・        =負債+資本+(収益-費用)

 ・費用を左辺に移動させると・・  資産+費用=負債+資本+収益
つまり、資産と費用の増加は左であり、負債と資本と収益の増加は右となります。

これが複式簿記の原則です
資産と費用の増加は左側の借方計上となり、負債と資本と収益の増加は貸方計上となります。減少する場合はその逆となります。

 

これさえ理解すれば、複式簿記はできます。

 

2.複式簿記の構造

複式簿記は、仕訳帳を作成し、そこから元帳へ転記し、その残高を基に試算表を作成することで完成します。
それぞれを説明すると次のようになります。

(1)仕訳帳の作成
取引(資産・負債・収益・費用)の識別と発生順別にデータベースの作成することです。

(2)元帳への転記
仕訳帳から項目(勘定科目)別にデータベースを組み替えすることです。

(3)試算表の作成
元帳をもとに月次においては合計残高試算表へ、決算月においては決算整理仕訳を挟んで決算書へ誘導する作業です。
このように最終的に決算書を作成することが目的となっていますので、一般的な会計事務所の場合は試算表で経営状況を説明することがありません。そのことが、会計が経営に活かされずに倒産・廃業に追い込まれる企業経営者が多くなっている遠因となっているとも言われています。

 

 

今回のキーワード

貸借対象表等式 資産-負債=純資産

貸借対象表等式展開式 資産+費用=負債+資本+収益

仕訳帳

元帳

試算表

 


掲載日:2015年12月16日 |カテゴリー:会計識字率

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