経営技術を磨く ビジョナリー理論

経営技術を磨く(2) ビジョナリー理論

■ぶれない経営『基本的価値観』の重要性

国税庁の調査では利益計上法人割合が3年連続改善して30%を超えたそうです。また申告法人件数もこの10年間で最高の前年比2.4%増、約260万社となりました。さらには倒産企業件数も減少しています。
一見アベノミクスが功を奏しているように思えます。
しかしながら他方、倒産企業に占める中小企業割合は増加の一途で7割を超え、中小企業にとってはやはり厳しい経営環境が続いているようです。

「経営技術を磨く」第二回目は、そんな状況に対して大きな示唆を与えてくれる100年企業ビジョナリー・カンパニー(未来志向企業・先見的企業)に学ぶ「十二の崩れた神話」をご紹介します。
貴社の参考になることが必ずあると思いますので、「自社ならば‥」と読み替えて、お読みください。

 

■十二の崩れた神話

1.すばらしい会社をはじめるには、すばらしいアイデアが必要である。
素晴らしいアイデアを持って短期的な成功を勝ち取ることも大切だが、より重要なのは長距離レースで勝つことである。その意味では素晴らしいアイデアよりもっと重要なことがある。

 

2.ビジョナリー・カンパニーにはビジョンを持った偉大なカリスマ的指導者が必要である。
カリスマ的な指導者になるよりも長く続く組織をつくる指導者をめざすべきである。

 

3.特に成功している企業は、利益の追求を最大の目的としている。
利益追求は経営者にとって重要な目標だが、しかしそれは一つの目標に過ぎず、カネ儲けを超えた「基本的価値観の追求」がもっと重要な目標である。

 

4.ビジョナリー・カンパニーには共通した正しい基本的価値観がある。
企業全般に共通する正解の「基本的価値観」や「理念」というものはなく、「なによりも大切なことは何か」を突き詰めることである。

 

5.変わらない点は変わり続けることだけである。
企業にとって変わってはいけないものがある。それは「基本理念」をしっかり維持することである。「基本理念」を維持しようとすることが組織に変化を与え、環境に適応できる組織にさせる。

 

6.優良企業は危険を冒さない。
実現可能な目標だけでは「ああ、また今日も社長が言っているな」となるが、社運を賭けるような大胆な目標(BHAG)にチャレンジするからこそ、人を引きつけて、やる気にさせる。

 

7.ビジョナリー・カンパニーは誰にとってもすばらしい職場である。
職場というものは、会社の基本理念とピッタリと合う人にとっては居心地のいい職場だが、そうでない人にとっては必ずしもいい職場とはいえないものである。

 

8.大きく成功している企業は綿密で複雑な戦略を立てて最善の動きをとる。
考えることばかりやっていないで、ともかくやってみる。その結果から最善のものが生まれる。

 

9.根本的な変化を促すためには社外からCEOを迎えるべきだ。
根本的な変化と斬新なアイデアは社内からこそもたらされる。だから人材育成が大切である。

 

10.もっとも成功している企業は競争に勝つことを第一に考えている。
競争すべき対象は他社ではなく、自社であり、常に自らに勝つこと考え続ける。常に十分だとは考えないからこそ、改善され続けられる。

 

11.二つの相反することは同時に獲得することはできない。
どちらかをやる「二者択一」ではなく、同時に追求できる「ANDの才能」という考え方をする。

 

12.ビジョナリー・カンパニーになるには主に経営者が先見的な発言をしているからだ。
そのような発言やあるいは書にしたためたりすることは一歩にはなり得るが、それよりも「試行錯誤する」ことを大切にする。

 

 

いかがでしょうか、何か感じるものがありましたでしょうか。常にピュアな気持ちでありたいものです。


掲載日:2015年8月18日 |カテゴリー:マーケティング, 経営技術

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