覚えなくても読める決算書①

『会計』に頼らなくとも、「会社や経営のことはわかっている」と思われている社長は多くおられます。だから『会計』を後回しにしている会社は数多くあります。

会計を後回しにしている会社とは、会計事務所に会計処理を丸投げしている会社、パート事務員に経理を任せっきりにしている会社、申告時期になると急に帳簿作成を始める会社などのことをいいます。

しかし、本当に『会計』に頼らなくとも会社や経営のことはわかるのでしょうか?

会計を後回しにされている社長さんにお聞きしますと、「会計に頼らなくとも会社や経営のことはわかっている」とは次のようなことを指すようです。

 ●今月の売上や今期の売上はだいたい掴んでいる・・

 ●どのくらい売れないと利益は出ないのか、わかってる・・

 ●利益率はおおよそ掴んでいる・・

 ●回収状況はだいたいわかっている・・

 ●資金繰りはだいたい頭の中に入っている・・

「会計に頼らなくても、会社や経営のことはわかっている」といっても、たったこの程度のことのようです。

 このようにあらためて考えてみると、チョッと心許ないように思いませんか?

皆さんはどの程度、自社の経営状況がわかっておられますか?
一度、振り返ってみてください。

 

では、『会計に基づく経営』をすると、どのようなことがわかるでしょうか?

1.「だいたい」ではなく「はっきり」わかります

2.売上だけでなく、粗利益、営業利益、経常利益までわかります

3.グロス(全体)だけでなく、部門、分野ごとにもわかります

4.売掛金の回収状況が得意先ごとにわかります

5.そして何よりも、財政状況や資金状況が一目でわかります

6.さらに、状況だけでなく原因まで掴めるので、改善策がわかります

ですから、『会計に基づく経営』をしていると、未然に倒産などの経営危機を避けることができるのです。

 

本当かどうかは、皆さんの身近な会社を見ればわかります。

皆さんがご存知の、安定した経営をされている会社で、『会計』を疎かにされている経営者はおられますか・・?

そう云われてみるとありませんでしょ?
やっぱり『会計』を疎かにすることはできないのです。

 

大事なことは「会計する」だけではなく『会計に基づく経営』をすることなんです。

会計に基づく経営とは、言い換えれば『経営者が会計を読みこなす経営』です。

 

 

そこで今回からは『覚えなくても読める決算書』と題し、日常感覚で会計が読めるようになるコラムを開始します。 ぜひ、ご期待ください


掲載日:2014年12月16日 |カテゴリー:会計識字率, 経営技術

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