競争優位 ポーター競争戦略(1)

第23回 ポーターの基本競争戦略(1)

現在は、私たち中小企業も世界の中で企業競争を考えなくてはならない時代です。
日本の製造は海外へ進出し国内は空洞化、中小製造企業の仕事もどんどん海外へ
流出しています。
また、安価な海外企業製品が国内市場に流入し、日本の中小企業を圧迫しています。
さらに、国内社会は成熟化し、国内市場経済の成長率は鈍化・停滞化しています。

現在は国内企業との競争に加えて、海外企業との競争にも勝つことが、中小企業の
生存条件となっています。
そのような中で注目を浴びている経営戦略論が『ポーターの基本競争戦略』です。
第23回の今回は、その『基本競争戦略』をご紹介します。

 

1.ポーターの基本競争戦略とは
ハーバード大学のマイケル・ポーター教授が「競争の戦略」という著書の中で提唱して
いる経営戦略論です。
基本競争戦略は、『ファイブフォースモデル』『3つの基本戦略』から成ります。
『ファイブフォースモデル』については、8月12日投稿の「Five Forces分析」で説明して
いますので、そちらをご参照ください。
今回は『3つの基本戦略』について、ご説明します。

 

2.3つの基本戦略とは
他社との「競争優位」を築くには、下図ようのように考えられます。

 基本競争戦略

競争優位の条件として低コストと差別化の2つ、対象市場を広域と狭小に大別しますと、
4つのマトリックスができます。
ポーターはマトリックスそれぞれに名称をつけました。
一つは『コストリーダーシップ戦略』、 一つは『差別化戦略』、 一つは『集中戦略(コスト
集中・差別化集中)』
です。
ポーターは、企業が競争優位を築くには、基本的にこの3つに分けられるといっています。
このような考え方を『基本競争戦略』といいます。
詳しくは次回に説明しましょう。

 

こういう戦略論に基づいて自社の経営戦略を考える利点は、自社の経営スタンスが明確になり、揺るぎのない経営方針が立てられることです。
当然のことながら周囲も理解しやすくなりますので、従業員全員の意思統一が図れることになります。
ぜひ、「うちには・・・」と自己限定せず、一度、戦略論に基づいて経営されることをお勧めいたします。


掲載日:2014年10月23日 |カテゴリー:マーケティング, 経営技術

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