競争優位 戦略キャンパス

第17回 中小零細企業にとっての「ブルー・オーシャン戦略」とは(2)

ブルー・オーシャン戦略というと、何か、大企業の経営戦略だと思われているかもわかりませんが、そんなことはありません。
大きなブルー・オーシャンじゃないかもわかりませんが、私たち中小企業にも、昨日とは違うブルー・オーシャンはあります。
今回はブルー・オーシャン戦略の具体的なツールを紹介し、中小企業にとってのブルー・オーシャン戦略に迫りたいと思います。

 

まず、新しい市場の探り方、「戦略キャンパス」と呼ばれている考え方を紹介します。
戦略キャンパスとは、直訳風に説明すれば、ブルー・オーシャン戦略を構築する校庭・フィールドを探ろうというような意味になります。

下図のように、横軸に新たな価値要素を取り、縦軸に魅力度を取ります。
各価値要素の点を結び合わせた折れ線が、他社と異なる場合は、新たな市場を創造できる可能性が高いことを示します。

戦略キャンパスワーキングシート

上図を見てください。このような戦略キャンパスシートを作り、ブルーオシャンを確認します。

 

たとえば、会計事務所を例に考えてみましょう・・。
皆さんから見れば会計事務所なんてどこも同じで、決算を組み、申告をしてくれるだけと見えているのかもわかりません。
会計事務所業界としてはそこに大きな問題があり、一部の会計事務所では「低料金化」で、血みどろの戦い、ブルー・オーシャンとは真逆のレッド・オーシャンで戦いを挑んでいます。

では、会計事務所にはブルー・オーシャンはないのでしょうか?
そんなことはありません。いま7割を超える中小企業が赤字で苦しんでいる現状を踏まえ、たとえば、業績改善支援をコンセプトに考えれば、下図のような戦略キャンパスが考えらます。 

《会計事務所「戦略キャンパス」の例》

会計事務所の戦略キャンパス 

 

ブルー・オーシャンを考えるに当たって、理論どおりに手順を踏むとか、そんなことはあまり重要ではありません。大事なことは「当社も業界の慣習やこれまでの経験に囚われず、新しい発想で、他がやっていないことをやってみる」というマインドです。私たちは想像以上に思い込みの中で活動しており、他と違うことをやることを避け、どこもが同じような思考の中で、同じようなことをやり続け、挙句の果ては、低価格競争や、顧客無視の高コストをかけての差別化競争でコスト回収ができないなどの、悪循環の中にいるように思います。
ぜひ、ブルー・オーシャンマインドを持って、競争のないオンリーワンの世界を目指したいものです。


掲載日:2014年9月12日 |カテゴリー:マーケティング, 経営技術

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