競争優位 経験曲線効果

第6話 内部環境ヒトの分析(2)『経験曲線効果』

内部環境、ヒトに関する分析の2回目は『経験曲線効果』です。

 

『経験曲線効果』とはボストンコンサルティンググループが1966年に発表したコンセプトです。
すなわち、「同じ製品を生産する(同じ業務をこなす)と、その経験の蓄積が総コストに差が生まれる」ということです。

 

図示すると下図のようになります。
経験曲線効果

 

生産量が多ければ多いほど、コストは下がるということです。このことは何も「生産」に限らず、技術や営業や事務など
すべてに当てはまります。したがって、人の内部分析を行なう場合、自社の『経験曲線』を推し量ることは重要です。

 

また逆にこの『経験曲線』が邪魔をする場合もあります。それは変革に対する抵抗として現れてきます。
特に事務の改善などを行なう場合、必ず、変更時点では生産性の低下を招きます。
それは単純な話で、不慣れが生産性の低下を招くわけですが、現場の力があまりに強いとそれが抵抗となって、
まったく改善が進まなくなる話はよく聞くところです。

 

したがって、自社の『経営曲線』を生かすも殺すも経営者のリーダシップに負うところが大きく、
どのような『効果』は生むかは経営者の手腕にかかっているといえます。

 

この『経験曲線効果』によって自社が採択できる戦略の幅が違ってきます。


掲載日:2014年7月1日 |カテゴリー:マーケティング, 経営技術

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