競争優位 市場分析

第4話 市場分析

■自社が置かれている市場分析を行なっていますか?
この問いかけにどうお答えになりますか・・。YesそれともNoでしょうか。
市場分析を行なわれている会社は意外と少ないようです。一般的に言えば、中小会社は厳しい経営環境におかれているのですから、より市場分析を行なう必要があるはずです。せめて、来期を迎える頃には自社を取り巻く市場分析を行ないたいものです。
この繰り返し(訓練)が経営に必要なセンスを磨いてくれます

 

■市場分析とは
市場分析は大きく内部環境分析と外部環境分析に大別できます。

(1)内部環境分析
内部環境分析とは、経営資源は「ヒト・モノ・カネ・情報」と言われますが、それに即して説明します。
①ヒト
ヒトとは組織分析であり、社内スキルの分析です。組織分析は「組織分析のためのフレームワーク7S」という考え方がありますので、それを参考にされると良いかと思います。スキルに関しては「経験曲線効果」という考え方がありますので、それで社内スキルを評価します。
②モノ
モノとは自社の製品・商品等です。製品・商品等については「プロダクトポートフォリオマネジメント(PPM)」「プロダクトライフサイクル」という考え方で分析します。
③カネ
カネとは財務分析、経営分析でできます。決算書、あるいは月次試算表をもとに安全性分析回転率分析資金分析収益性分析損益分岐点分析などを行ないます。
④情報
情報とはIT深度と考えてよいかと思います。いまやビジネスにインターネットは必須です。さらに小ビジネスであればあるほどその重要度は増しています。自社のインターネットの活用、情報機器等の活用はどうでしょうか。

(2)外部環境分析
外部環境分析は、マクロ環境分析、競合分析、マーケット分析に分けられます。
①マクロ環境分析
マクロ環境分析の手法として「ペスト(PEST)分析」があります。ペスト分析とは、政治(Politics)、経済(Economy)、社会(Society)、技術(Techonology)の頭文字を取って、PEST分析と呼ばれています。
②競合分析
競合分析の手法としては「ファイブフォース分析」があります。ファイブフォース、5つの力とは、業界内の競争、新規参入の脅威、代替品の脅威、買い手の交渉力、売り手の交渉力からなります。
③マーケット分析
マーケット分析とは市場規模であったり、シェアであったり、あるいは顧客分析などです。市場規模を測ったり、シェア計算などをする場合は「フェルミ推定」を活用するといいでしょう。顧客分析をする場合は「パレート分析」を使うと良いでしょう。

 

■それらをSWOT分析へつなげる
(1)SWOT分析とは
SWOT分析とは、競争優位を確保するための分析手法です。外部環境を競争優位を確保する観点から「機会」と「脅威」に分け、内部環境も同じく競争優位を確保する観点から「強み」と「弱み」に分けて考えます。
(2)機会と脅威はマクロ環境分析・競合分析・マーケット分析から抽出する
マクロ環境分析・競合分析・マーケット分析から、特に「機会」となるものと「脅威」となるものを選びます。
(3)強みと弱みはヒト・モノ・カネ・情報分析から抽出する
内部環境分析のヒト・モノ・カネ・情報分析から、特に「強み」となるものと「弱み」となるものを選びます。
(4)クロス分析へ発展させる
機会と脅威、強みと弱みの選定ができたなら、方策を考えます。そのことを「クロスSWOT分析」といい、4つの考え方があります。
①「機会」を「強み」によって一層活かす戦略方向
②「機会」で「弱み」を解消する戦略方向
③「脅威」を「強み」によって最小化する戦略方向
④「脅威」と「弱み」による悪影響を解する戦略方向
もちろんこの中の最優先戦略は、①、「機会」を「強み」によって一層活かす戦略です

 

今回は用語だけをずらっと並べましたが、どの程度ご存知だったでしょうか?
7割程度知っておられれば優秀です。
さらにどの程度の用語に対してイメージが生じましたか?
半分以上イメージが生じた方は素晴らしいと思います。
次回からは一つ一つについて、詳しくご説明いたします。


掲載日:2014年6月25日 |カテゴリー:マーケティング, 経営技術

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