競争優位 経営理念を持つ

第2話 経営理念を持つ

■中小会社は2割程度しか“経営理念”を持っていない

私たちの調査ではおよそ2割の中小会社しか経営理念をお持ちになっていません
その大きな理由の一つは「持つほどの規模ではない」と思っておられることです。
確かに多くのクライアントは従業員5名以下の規模です。そんな規模ですから、以心伝心ということなのでしょうか?
しかし、一方、多くの経営者が「少しは考えて従業員が働いてくれたなら・・」という不満を従教員さんに対してお持ちになっています。
ちょっと矛盾していますよね。「少しは考えてくれたなら・・」と思いながら、その基準となる経営理念を制定されていないのですから。従業員さんの立場から見れば、考えろといわれても、どう考えるとも示されていないのですから、考えようがありません。

 

■しっかり経営している中小会社には経営理念がある

他方、しっかり経営している中小会社には必ず経営理念があります
これは共通事項です。
つまり、経営理念は事業を成功させる主要成功要因CSF(Critical Success Factors)の一つということです。
しかし“経営理念”があればそれで成功されているかと観察していますと、重要なことが漏れていることに気づかされます。それは仏に魂を入れるように、“経営理念を浸透させる”ということです。
経営理念を机の引き出しにしまっているだけでは、会社の判断基準・価値基準にはなりません。全員で共有することで初めて、会社の判断基準、価値基準に育ちます。

 

■経営理念はいつから必要か

経営理念は何人以上になれば必要というものではありません。たとえ、社長さん一人でも必要です。私たちが多くの中小会社を見て感じることは、人が増えてから経営理念を浸透させるのは大変だということです。その意味では社長一人でも必要ですし、重要なことは一人でも社員が入社されたなら、そこから経営理念を浸透させる努力をされることです。それが全社一丸の体制作りにつながっていきます。

 

■経営理念はどのように考える

経営理念をつくるにあたって、特にルールはありません。ただまとめれば、次のようなことが挙げられます。
1)会社の存在意義を考える    事業を何のために行うのか
2)お客様に対する理念を考える  お客様にどのような考えを持って接するするのか
3)社員に対する理念を考える   将来を含めて社員に何を提供するのか
4)社会に対する理念を考える   地元に何を貢献するのか
これらすべてのことを含めなければいけないということではありません。あくまでもこのような角度から経営理念をお考えになればいかがでしょうかという程度の意味です。

 

経営理念は経過とともに変化していくものでもあります。ですからあまり考え込まず、まずは制定してみましょう!


掲載日:2014年6月4日 |カテゴリー:マーケティング, 経営技術

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