やさしい仕訳の話 償却の仕訳

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第14話 減価償却の仕訳

1.減価償却とは
仕訳の話に入る前に、そもそも減価償却とは何かについて説明しましょう。
機械や車両の固定資産は購入するとふつうは数年間にわたって活用します。したがって、購入したときにすべて費用計上するのではなく、その活用した期間に渡って費用計上するルールになっています。その活用する期間も会計上決まっていて、そのことを「法定耐用年数」といいます。たとえば車両であれば6年間、コピー機であれば5年間と決められています。
また費用化する方法は二通りあります。それは「定額法」「定率法」と呼ばれるものです。
(1) 定額法
定額法とは、毎年同じ減価償却費を費用として計上します。
 減価償却費=取得価額÷耐用年数 というイメージです。
 *実際は耐用年数ごとの償却率を掛けて求めます。
(2)定率法
定率法とは、毎年、未償却残高に決められた償却率をかけた減価償却費を費用として計上します。
 減価償却費=未償却残高(取得価額-償却累計額)×償却率

 ここまででかんたんな減価償却費の概要はおわかりいただいたかと思いますが、ここで企業実務上、減価償却に関する大事なことをお話します。それはお金の流れです。
それは減価償却費は費用ではありますが、お金の支払いを伴わないということです。
お金の支払いは固定資産を購入したときに支払っているか、一旦未払金に計上して分割して支払うことになると思います。
「減価償却費はお金の支出を伴っていない」このことを覚えておいてください。

 

2.減価償却費は形式的には資金の使途です
いま、減価償却費はお金の支出を伴わないと説明しましたが、形式上は費用なので、地代家賃や光熱費などと同じように資金の使途として取り扱います。したがって、減価償却費は「借方科目」になります。
には「間接法」「直接法」
(1)間接法
毎月、毎月、概算の減価償却費を「減価償却累計額」という固定資産のマイナス勘定に貯めていく方法です。
<毎月>
  [借方]              [貸方]
  減価償却費   XXXXX円    減価償却累計額    XXXXX円
そして決算になると精算します。
<決算>
  [借方]              [貸方]
  減価償却累計額 XXXXX円    減価償却費      XXXXX円
  減価償却費   XXXXX円    機械、車両など    XXXXX円
(2)直接法
これは月々処理しないで、決算のとき処理をするだけです。
<決算>
  [借方]              [貸方]
  減価償却費   XXXXX円    機械、車両など    XXXXX円

 

手間的には「直接法」が決算のときだけですので圧倒的にラクですが、経営に役立たせる観点から考えれば、「間接法」でなければなりません。
何度もいうようですが、会計は事務業務ではなく経営管理業務です。経営管理業務という以上は、それなりのコストも時間もかけなくてはなりません。
そして大事なことはそれだけコストと時間をかける以上は、経営に活・か・さ・な・く・て・は・意味がありません。誰かが活かしてくれるのではなく、経営者自らが経営に活かすという姿勢が大事だと思います。
むさし税理士法人はそのような経営者の皆さまを応援しています。

 


掲載日:2014年4月27日 |カテゴリー:会計処理

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